以前、こんな質問を仏教講座でした覚えがある。
もちろん、変わらない方がいいかもしれないが、それでもコロコロ変わるのが人間だろう。
みつ〇さんみたいなことは言えないが、実際にそうである。
「ココロは変わる
コロコロ変わる」
だそうだ。
そして仏教においてはこんな言葉がある。
一人一日のうちに八億四千の憶(おもい)あり。念々になすところ、これみな三塗の業なり
八や四は仏教では万数。すごく多い、ということ。
1日のうちに8億4千となると、、、、
1ヶ月に50−60万回
1時間に3千万回
1秒に1万回
凄まじい数である。
これくらいコロコロとココロが変わる。
人の心は暴流の如し、とも言われる。
遠くから見ると1つの滝だけど、近くで見ると1粒1粒が折り重なっている。
それくらい多くの考えが集まって一人の人間なのだ。
性格の良さそうな人がいても、まったくもって悪いことを考えなかったり良いことしか考えていない人などあり得ない。
ネガティブに聞こえるかもしれないが、仏教の中でもそのように話されている。
そして、そんな我々でも絶対に全員が幸せになれる、というもまた仏教なのだ。
絶対の幸福についてはまた述べるとして。
汚い一粒の水をいくらかき出したところで滝の流れも形も変わらない。
ころころと変わる心。しかしいろんな思いが人の中にはあり、それすべてを全体として見るのが人間なのだ。
全体論という考え方は東洋医学とも似てくる。
そもそも、仏教の普及の一環としてお灸も入ってきたのだから当然なのかもしれない。
また話がずれそうだ。今回はこれくらいに。
・ココロは変わる。コロコロ変わる。
・一人一日のうちに八億四千の憶あり
・人の心は暴流の如し。小さな一つに惑わされない。全体をもってしての「私」である