心理・宗教

親の恩は返さなくて良い??

そんなわけあるか、と思った。
これは地元で働いていた時期、趣味で行っていたお寺の坐禅でお坊さんが話していたこと。

親の恩は返さなくて良い

非常に語弊がある言い方だが、お坊さんは確かにそう言った。
親の恩とはどういったものか?漢字にたとえて話してくれた。

父と母。それぞれの漢字に草冠をつけると恩になる、と。
*なぜ草冠なのかは今でも謎である。

母につけると「苺」:甘くて、少し酸っぱい、そんな優しい気持ちが母からの恩
父につけると「艾」:熱くて嫌だけれども、後から効いてくる、それが父の恩

掃除、料理、食事や学校、どれをするにも、自分でやってみると面倒だった。それをしてもらうことでどれほど気持ちよく生活できたことか。

とても返せるものではない。
初任給でプレゼント、ボーナスで家族旅行。
もちろん素晴らしいが、それらをしたところで返せはしない。不可能なのだ。
返す必要はないというより、そもそも返しきれないものなのだ。

母に感謝する動画

YouTube中毒な私にとっては当然見まくっている動画たち。
感動ものをいくつかご紹介したい。

あまりにも有名となった、母の日のドッキリ企画。
母の日、自分の誕生日、ふと泣きたい時、、、、
これほど心に来るものはない、と思っている。
母の日の感動動画。365日24時間休みなしで働く仕事の面接とは?

こちらはまさに日本の母、という感じ(笑)
でもそうなんだよな。。。「いつの間にか年をとっている」のセリフに涙腺が吹き飛ぶ。
感動CM 東京ガス 「母の日」にお母さんに感謝したくなる動画!!

母の生年月日、欲しいもの、口癖、、、母についてどれだけわかりますか?
赤点必至なテストだ。大切な人のことをどれだけ知っているだろうか。。。情けなくなる。
【西武・そごう】母の日イベントの新定番!? 世界にひとつだけの思い出になるテストって何?

母ばかりでは父に申し訳ない。
感動CMが多いことで有名なタイ。父のありがたみを感じる動画。
父親と娘の想いが切ないタイ生命保険のCM(日本語訳付き)

それぞれ動画を見直しながら書いていたら目の前にティッシュが山積みである。

そもそも「恩」とは

改めて、親の恩とは何かを考えたい。
まず、恩とはなにか?

「恩」とは??

恩とは、原を知る

今この結果を得られているのはどなたのおかげなのか、ということを知るべき。
そこから本当の意味での「恩返し」が始まる。

仏教では人間の価値は恩を知り、感じ、報いることで決まると言われる。

知恩(ちおん)、感恩(かんおん)、報恩(ほうおん)
報いる前に感じなさい、感じる前に知りなさい

仏教は恩の教えとも言われ、まずは恩を知ることがとても大切

1.  自分が何をしてもらったのか、まず恩を知る
2.  それを改めて感じ「これはお返しせねばならない」と感じられること
3.  そしてその恩に報いる

これをできることが自分の幸せに直結すること。
恩に報いようとする人には善果となって必ず返ってくる。

中でも、最も身近なものが親の恩
“仏説父母恩重経”には、「父母の恩の重きこと、天の極まりなきが如し」と書かれています。

父母に十種の恩徳あり。何をか十種となす
一:懐胎守護(かいたいしゅご)の恩
二:臨生受苦(りんしょうじゅく)の恩
三:生子忘憂(しょうしぼうゆう)の恩
四:乳哺養育(にゅうほよういく)の恩
五:廻乾就湿(えかんしゅうしつ)の恩
六:洗灌不浄(せんかんふじょう)の恩
七:嚥苦吐甘(えんくとかん)の恩
八:為造悪業(いぞうあくごう)の恩
九:遠行憶念(おんぎょうおくねん)の恩
十:究竟憐愍(くきょうれんみん)の恩

(概略 *超ざっくり)
十月十日、お腹の中で守ってくれて、
出産で大変な苦労をし、
憂いを忘れるほど、生まれた際には喜んでくれて、
昼夜問わず心配し育ててくれて、
寝小便をすれば子供を乾いたところへ、自分は湿ったところへ、
おむつなど、常に綺麗にしてくれる。
子の為となれば、苦きを食べて甘いを与え、
子のために悪行でも行い、
遠い地でも常に憶え(思って)くれる
どんな高齢になったとしてもいつまでも思ってくれる。

親の恩のありがたきこと。

人生すべてにおいて、与えてくれるこの恩。どのように報いるのか?

“その方(かた)が願われるようにすること”が報いるということ。

親は子にどうなってほしい?
自分が親であるなら?至極単純。

幸せになってほしい

私自身が本当の幸せになることが親孝行となる。

親を親と感じた瞬間

学校を卒業し、地元で就職したにも関わらず、数年後にまったく違う職に就きたいと言った時があった。

時間を作って私の家に来てもらい、話をした。

「お金をかけて専門学校に行かせてもらったのに申し訳ない。職を変えたいと思う」そう言うと

母は、私の洗濯物をたたみながら、ただ話を聞いていた。

父は、文句1つ言うことなく、次の仕事の給料や福利厚生など、私の心配をしてくれた。

優しいとかかっこいいとかだけではなく。

だった。
彼らは私の親だった。

本日の学び

・恩とは、因を知る心
・親からの恩は返しきれない偉大なもの
・親への感謝や恩返しは私が幸せになること